2021-01-01から1年間の記事一覧
祈る者はいない祀る者もいないそれなのに行列だけは今も続いている大きなお面を被った仮装の行列最上階から降りてきた行列が行き過ぎる「今、行列をやめてしまうと、存在の残影だけが残ってしまうのです」隣のおじさんが、問わず語りに教えてくれた。
自分はバッグを前に抱えており、誰かもやはり前にバッグを抱えていて、電車が揺れるたびに、そのバッグが自分のバッグに当たってくる。電車は混んでいた。東海道線は停まる駅が少ないので、品川を出たあとは、少なくとも川崎駅まではこのままなのである。皆…
要約 熱心に働く事で仕事に柔軟性が生まれ、四囲の環境に適合した仕事になる。 熱意は熱に似ている 仕事を熱心に行うことは、金属を熱する事に良く似た現象を引き起こす。 金属を熱すると柔らかくなり、加工できるようになる。また、冷えると固体に戻る。 仕…
お風呂 温めた珈琲牛乳 お気に入りのChill music 取っておいたシュークリーム
キオスクの おばちゃん 一国の 主(あるじ)なり わずかな動きで 応対すさながら網を広げた 蜘蛛の如し商品の山の中心に立ち 手の届かざる商品なし
家のない者に 家を用意できない 我々の社会これが文明 なのかこれが
小さな箱が 夜空を駆ける 東海道を 駆け抜ける ごうごうと 風を切る まもなく川崎、川崎だ
若い頃、と言っても30歳過ぎだったと思うが、AERAという雑誌を何かの折に読んだ。 「転落の恐怖」という煽り気味のタイトルで、エリートサラリーマンが転職や何かで失敗し、年収が大幅に下がってしまった例を取材したものだった。読んでみると、下がった先の…
鏡の前で鼻毛を切っていると、同居人のA氏が通りかかった。 A氏「鼻毛は鼻の穴を守るために生えてきた。君はそれを惜しげもなく切ってしまう。せっかく鼻のために生えたのに、無惨に切られた鼻毛の気持ちを君は考えたことあるか?」 驚いて返答できずにいる…
当初の状況 三階建ての戸建て住宅に住んでいる。三階に外からインターネット回線が引き込まれており、終端装置も三階にある。終端装置のすぐ隣にbuffaloの無線LANルーターが設置、接続されている。この無線LANのアクセスポイントを家中で使用している。 課題…
購入したときから、色々できることは知っていたが、今回パンが焼ける事が分かったので、電子レンジでパンを焼いてみることにした。 斜線の凹凸がついているプレートを電子レンジの中に差し込む。プレートの上にパンを2枚置く。電子パネルで「トースト」を選…
妻が退院できそうなので詩を書いた。 - 珠砕け散った珠が元に戻るなんて 誰が想像しただろう 飛び散った破片がまばらに草の生える地面に消えて、もう見つからないというのに与えられた秩序は 草に浮かぶ水滴のようで 糊で繋ぎ合わせたものではない喜びに満ち…
我儘な人がいなくなると 向日葵の枯れた庭のように寂しい 日が暮れて もう葉も草も木戸も見えない 帰る家が無くなったら どうしたら良いだろう 遊びに来た公園が 終の棲家になる 持ち物は月しかない 以前の持ち主は李白か杜甫か 幾万の漢詩が借りた月を 自分…
BABA IS YOUをやってて思ったんだけど、パズルゲームが解けないとき、選択肢が少ないと総当たりが出来るんだよね。総当たりができると、迷ってもそのうち「あれっ」て感じで解けるからありがたいよ。ゴロゴアを遊んでいたときも、出来る操作が限られている事…
苺大福は季節物で出るので、年中は食べられない。それだけでなく、割と売り切れることがある。西五反田の、大通りから一歩入った住宅街に居を構える進世堂の苺大福のことである。 通りの角に建つ店は、一度入ってみたいと思わせる、少しごちゃっとした趣きが…
酒を飲む習慣がない。飲み会に出たり、人と会ってお酒を飲むことはあるけど、家で一人で飲みはしない。偉ぶっているのではなく、多分体質で、お酒を飲みたいと思わない。酒を飲むときも、酒が美味しいからではなく、人との付き合いで飲むのだ。 しかし、酒を…
急にそんなこと 言われても困るよ 僕はずっと人として生きてきた。 友達や家族、仕事はどうするんだい? 急に猫になるだなんてみんな猫ではないんだ。 みんな人なんだよ。 君だけ猫になって 本当に驚いた。友達や家族、仕事はどうするんだい? 君にはまだ 僕…
要約 分からない英単語に出会ったときに辞書を引くのが、英語学習のコツである。 本文 英語を学んでいて、効果があった学習方法は、英語の文章と翻訳の文章を照らし合わせながら、英文を読むやり方だったと思う。その中でも特に自分が「コツ」であると思った…