観雀堂日録

炎天下 痩せた雀が 低く飛ぶ

能楽

蝉丸

蝉丸は、後撰集にて、以下の歌を詠んだ。 これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂(あふさか)の関 この歌は聞いた事があったが、歌に込められた意味は知らなかった。 今日、自分は能を観てきた。 蝉丸という能である。蝉丸は、盲目である。…