野狐消暇録

所感を記す

2014-01-01から1年間の記事一覧

30分程度坐禅。心が静まる経験をする。 しかし、基本的公案は手が付けられない。もちろん解けていない。

15分程度坐禅。

40分程度坐禅を実施。人類の誓いを改めて読む。 深い哲理の実践としてではなく、取り敢えずの生活原理として、この誓いを生きてみたいと思う。 それはまだ禅の修行を始めたばかりの自分でも可能なはずの事だからである。

仕事の愉しみ

自分は、音楽を聴いたり、人と話したりという事が楽しい。しかし、自分にはそういう享受的な楽しみとは別の楽しみがある。それは仕事である。僕はプログラマとして働いている。プログラミングは子供の頃からやっていた訳ではなく、仕事として始めたのである…

『Javaによる関数プログラミング』を読みました。

Java8になり、ラムダ式がサポートされました。 Stream APIという、関数プログラミングのためのAPIも提供されるようです。 『Javaによる関数プログラミング』はそんなリニューアルしたJavaの使い方を解説した本です。 本には、どこでどう関数プログラミングし…

ヴィクトリアの未着工建築 [小説]

先日、神保町の古書街をふらふらと歩いている時、工学の古本屋を見つけて中に入った。壁に本が並ぶ階段を降りて、書棚と書棚の狭い間を進むと、奥に曲がり角があった。奥に進むと希少本がガラスケースに入っていくつか展示してあった。その中にその本はあっ…

リニューアルオープンした東京都庭園美術館を訪れる

これは行きたかったのですよ。東京都庭園美術館。 東京都庭園美術館 REOPEN 2014.11.22 東京都庭園美術館|TOKYO METROPOLITAN TEIEN ART MUSEUM 昨日リニューアル・オープンしまして、観に行ってきました。 僕が何に感動したかは、他でもない、建物の素晴ら…

冷たいようだが

一見冷たいようだが、人の生活に不可欠なものがある。 それは何かというと、例えばお金だ。お金は、誰でも使う事ができ、額面通りの価値しかない。話し掛けても答えてはくれないので、通り一遍で考えると、つまらないものとも考えられる。実際、お金に拘ると…

日本の安全保障を考える。

結論を先に述べる。 自分としては、以下が良いと思う。 ・中国、韓国との関係を改善する。 ・アメリカには協力するが、基地提供については、付近の住民への影響を考慮する。最悪の場合、基地が空爆され、付近の住民に被害が及ぶ恐れがある。 ・ロシアは、ウ…

一歩踏み込んで、右翼政治を考える

全体主義的な政治と言ってもいいのだが、そういう政治がなぜ失敗するのか、考えたい。僕は、民主主義を絶対視するものではないが、歴史的に見て、独裁体制、独裁政治というのは、その体制そのものが成り立たないものであるかのように、失敗していくと思う。…

『新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女』をプレイしました

-- あまり書いてないつもりですが、エンディングに触れているので、ネタバレがあります。 -- 面白かったので、感想を記します。 ダンジョンの地図を描くと聞いて、どんな事をするのかな、と思っていたんですが、本当に地図を描きます。探索していく感じです…

日本を勝手に心配する

自分の住んでいる国なので、日本が心配である。 日本は今、周辺に友好関係を築けていない。北朝鮮とは、友好関係を築くべく努力しているようだが、他の国、特に韓国と中国との関係が良くない。良くないというより、緊張が高まっている。今後どうなるのか? …

はぐれてしまった話 [小説]

「確かこの辺だった」 僕は機械を操縦して、宇宙ステーションの外側から、機体がひとつだけ通れる程度の穴を覗いた。その窪みに入ってみると、確かにここにいたと思う。 「どこに行ったのだろう」 一緒に戦ううち、戦友とはぐれてしまった。爆風に飛ばされ、…

作品の自立性を考える ② - J.K.ローリングのエピソード

ハリーポッターシリーズを書いたJ.K.ローリングが、作中の人物がどうなるかについて、ファンからの要望に応えてしまった事を後悔している、と読んだ事がある。作品における必然性ではなく、単なるファンの要望で、登場人物の行動や運命を変えてしまった事を…

作品の自立性を考える

文学作品や映像作品、絵画などの芸術作品は、作家からも読者からも自立して、その作品自身として成り立っているのではないかと思う。そう考えるに至った理由を以下に述べる。 そもそもの発端は、作品を作家が作っているにも関わらず、その作品について自分に…

尾崎放哉 - アルコール中毒の怖さ -

尾崎放哉は学生の頃から知っている俳人だった。そういうと、知り合いのように聞こえるが、無論違う。尾崎放哉は大分前に小豆島の小さな庵で亡くなっていて、面識はない。知っているというのは、放哉が詠んだ俳句を読んだ事があるという意味だ。 咳をしても一…

弁証法的人間

大袈裟な題になったが、そういう事を考えた。「弁証法的人間」というのは、昔本で見た語である。 人が何か目的を持って取り組み、目的を達すると、目的と自分との間にある対立が取り払われて、一体となる。これを止揚というそうであるが、そうなると、さらに…

大宮

友達がどこに住んでいるのか、一度聞いたはずなのに、僕は忘れてしまう。彼は浦和に住んでいるらしいが、それを知る機会が幾度もあったにも関わらず、自分はすっかり忘れていた。ただ、大宮の方に住んでいたことは覚えていたので、久しぶりに会うに当たって…

兄の事 [小説]

兄は頭が良かった。学歴的な意味でだが。それ以上の事は、こっちの頭が悪過ぎるのと、兄が早く亡くなってしまったのとで、分からないのである。兄と自分の歳は離れている。どのぐらい離れているのかというと、僕が工業高校2年の時、兄は東京工業大学の4年…

わたしとJava

Javaを始めたのは、それが知る範囲で、新しいプログラミング言語だったからだ。その頃仕事がなくて、何か技術を身に付ける必要があった。Javaは当時Sun Microsystemsという会社のもので、Sunが行っていた試験を受け、Javaの資格を取った。試験勉強を通して、…

茶道と家庭生活

僕は学生時代茶道研究会にいてお茶を点てていた。 今日仕事で、当直のような事をしているとき、お茶について久しぶりに色々考えたので、ここに記す。 自分は独身で、結婚相手を探しているが、なかなか見つからない。そのため、家庭生活がない。これを寂しい…

Scalaの研修

半年ちょっと、会社の研修でScalaをやった。 作ったのは、相変わらずのオセロと、二分探索木と、WEB掲示板だ。 オセロと二分探索木はScalaに慣れるために作った。 以前一度Javaで書いた事があり、Scalaで書き直すだけだったから、ロジックで悩む必要がなかっ…

派遣されて一年経った

派遣されてちょうど一年が経過したので、感想と今後の展望をまとめました。 [前回までのあらすじ] 中堅の情報技術者派遣会社で働く野狐は苛立っていた。大手のSIerでのテスト業務が多く、なかなか技術を伸ばす機会に恵まれなかったためだ。そんな折、ある案…

プログラミング覚え書き

前書き これから書く事は、後から読み返して、ああ、この頃はこんな事を考えていたんだ、今とあまり変わらないな、としみじみするためのものです。 副作用のない関数 『プログラミング言語の基礎』を読み、デザインレシピというプログラミング手順を知りまし…

蝉丸

蝉丸は、後撰集にて、以下の歌を詠んだ。 これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂(あふさか)の関 この歌は聞いた事があったが、歌に込められた意味は知らなかった。 今日、自分は能を観てきた。 蝉丸という能である。蝉丸は、盲目である。…

居酒屋

「でもさ、実際から言うと、おっぱいって揉んでもそれほど楽しくないんだよ。だってさ、君、例えばだよ、小学生ぐらいの子供が野球をする時に使うビニールのボールあるじゃん、中に空気が入っていて、頭に当たってもいたくないやつ。まぁ、あれでもいいです…

『休戦』を読んで

『休戦』はプリーモ・レーヴィというイタリアのユダヤ人が書いた作品である。これはドキュメントであって、創作ではないが、文学的な効果を狙っているから、ただの記録ではない。 本書は、かの悪名高いアウシュビッツ強制収容所に入れられた著者がそこを生き…

書きたい事がないけど

今特に書きたい事はないんだけど、ちょっとブログを書いてみる。 今日はごく平凡な一日だったけど、振り返ってみると楽しい事がいくつかあり、これはこれでなかなかいい日だった。仕事は愉しい。理由は分からない。プログラミングの仕事はあまりしなくなって…

恋の詩

君が漏らした一言に僕の心は晴れ渡る 君が漏らした溜め息が僕の心を掻き乱す 冬に木の葉が落ちて落ち葉に紛れて見えなくなり冷たい風に当たっても 僕の心は温かい いつも心に君がいるから

詩の会「ポエトリーカフェ」を訪れる

遅く目が覚めた。今日は久しぶりに詩を読む会に行く。昼頃家を出て、王子に向かう。会場は古書カフェ「くしゃまんべ」である。JR王子駅で下車し、会場に向かう途中、道に迷った。スマホのGPS機能がうまく動作してくれないので、地図上での現在位置が分からな…