2021-07-21 妻の退院 妻が退院できそうなので詩を書いた。 - 珠砕け散った珠が元に戻るなんて 誰が想像しただろう 飛び散った破片がまばらに草の生える地面に消えて、もう見つからないというのに与えられた秩序は 草に浮かぶ水滴のようで 糊で繋ぎ合わせたものではない喜びに満ちて珠は輝き 再生とはまさにこのこと雲間から日が差して 闇に沈んでいた大地に 新しい色彩をもたらす