野狐消暇録

所感を記す

書きたい事がないけど

今特に書きたい事はないんだけど、ちょっとブログを書いてみる。

今日はごく平凡な一日だったけど、振り返ってみると楽しい事がいくつかあり、これはこれでなかなかいい日だった。仕事は愉しい。理由は分からない。プログラミングの仕事はあまりしなくなってしまった。ちょくちょくあるはあるけど、人の作ったものをテストしたり、ソフトウェアのバージョンを調べたり、保守サービスが多い。プログラムも、ヘルプデスク業務を支援するバッチをVBAで書いたりとか、ごくごく小さなプログラムを書いている。

色々技術的に関心があるものもあるし、やりたい事もあるけど、世の中の景気が良くなったからか、ちょっとぼんやりしていると思う。仕事があるだけで、安心してしまう。そうそう、今日はFireworksで画像を作っていた。こんな仕事もあるのだよ。で、ますます僕ってプログラマだったっけ?と思うのだ。

まぁ、いいのである。仕事の肩書きはふんわりしている方がいい。なんとなくその辺の仕事をして、それで暮らしていけるなんて最高じゃないか。

まぁたまたま仕事にあぶれていないから、余裕を感じてるだけだけども。

自分もそうだけど、仕事があった方がいい人、仕事がないとどうしていいか分からない人も結構いると思う。

そういう、意欲にあふれた人の正反対の人は、実は仕事に向いている。これは案外知られていない事実だ。

なぜ意欲がない人の方が仕事に向いているかというと、仕事は依頼されてやるもので、受け身の方がいいからなのだ。受け身の人というのは、生まれながらにして、仕事人のスタンスを確保しているといえる。これに反して、自分にやりたい事がある人は、誰にも頼まれていない事を自らやるわけだから、これは仕事に向いていない。どちらかといえば、遊ぶのに向いている。だから、意欲がある人が仕事をすると、自分のしたい事をさせてもらえず、つまらないのだ。そういう人は、仕事で意欲を発揮しようとせず、仕事はしおらしく言われた事をやり、その代わり、好きな事をして遊ぶ時間を確保できるようにうまく工夫したらいいと思う。

まぁそんな訳だから、仕事が好きな人、いつの間にか好きになってしまった人は、堂々と好きな仕事に打ち込むべきだと思う。そういう人は意欲がなくなってしまった人であり、暇と元気を持て余しているのであり、つまるところ仕事界の英雄である。やりたい事がある人は暇でないから、仕事界の英雄にはなれないのである。

別に人から見て下らない仕事でも、本人が楽しければ良いのではないだろうか。仕事が楽しくて困る事などひとつもない。周りも困らないし、本人は当然の事だ。愚痴ばかり言っている人はその愚痴を聞くと、人に文句をつける権利があるような口ぶりだから、いかにも偉そうだが、その実何も偉くないのだ。単に不平を言っているに過ぎないのだ。

だから、そういう不幸な人は、同情に値するし、憐れみを感じこそすれ、見習うべきところは全くない。むしろ反面教師にしなくちゃいけないのである。

しかしだからと言って、仕事だけしていさえすれば良いと考えている訳ではない。

ただ世間一般で仕事の辛い面ばかり強調するのは、行き過ぎだと感じている。仕事に辛い面があるのは当然だ。もちろん当然だからと言って、そのままで良い訳ではない。それはちょうど人に寿命があって、いつか死ぬのが当然だからと言って、人の病気を運命として受け入れるのが、おかしいのと一緒だ。仕事は辛い所があり、そういう所を工夫してなくすことは良いが、人は何かを成し遂げる時、多少の苦労は厭わないものだと言いたい。全く不可能な努力など、仕事にありはしないのだ。個人で解決できないような事はあるけれども、それはもっと上のレベルで解決するしかないのだから、苦労と言ってもたかが知れている。

僕が思うのは、人が詰まらないと決めている事、下らないと決めている事が、本当にそうなのか、という事である。それは単に面白さを感じる人もいれば、感じない人もいる、というだけの話が多いのではないだろうか。同じ本を読んでも人によって感想が違うように、同じ仕事をしても人によって感じることは異なる。

人が嫌な仕事が自分はそうでもない、むしろこちらの方が良い、そういう事はあるのではないだろうか。

僕は最近そんな仕事が大変多い。人が嫌な事が、自分は全然嫌ではない。

こういう人と自分との違いは、大抵僕に有利に働く。何しろ、楽ではないか。自分が得をしたと感じる事で、相手も得を感じている事があるが、それは相手と自分の目的や感じ方が異なる時、そういう事が起きる。やりくり上手ともいえる。

 

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 何を書いているのか分からなくなってしまった。この文章を読んで意味が取れない場合、それは僕が良く考えずに文章を書いたためであり、つまり読み取るべき内容が

それ自身不明瞭である事に因っているから、読者には何の咎もない。安心されたい。

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