野狐消暇録

所感を記す

2024年の目標

研究、開発、発見、創作、工夫といった、開拓的領域に力を入れていきたいというのが、大筋の方向である。

今まで自分が何かしら仕事について努力するとき、「自分自身にとって、何がステップアップになるのか」を基準に努力する内容を考えてきた。

そうした考えは今でも正しいと思っているが、ただ単に技術力の向上を目指すという方向性には「きりがない」ような感じがし、いまいちピンと来ていなかった。それはそれで必要なことだが、自分が乗り切れないところがあった。

昨日、たまたま妻と川崎駅のそばを散歩しているとき、ふいに研究者や作家に憧れていた若いころの頃を思い出した。あの頃は、自分に自信が無く、また自分がちゃんと働けるかどうかも分からず、「仕事をしながら何か創作をしたい」と思ったものの、実際にはあまり活動できないまま、ここまで来てしまっていた。

結局、就職してからできるようになったのは仕事であり、創作ではなかった。

しかし、裏を返せば、わりと仕事が一通りできる状態ではある。となると、今から研究、創作というような領域に力を入れていくのは良いな、と思った。

情報技術の勉強も、そういう、新しい活動の一部としてやってみたらどうだろうか。

今後仕事を探すに当たっても、ただお金をたくさんもらえる仕事を探す、ではなんとなく自分の気持ちにしっくりこない。何か自分にとって、面白そうだと思える仕事に就けるのは一番良さそうに思う。

そのためには、自分にとってのチャレンジがないとダメだ。

かなり漠然としてはいる。しかし、漠然としているからこそ、方向性として有用なのであり、具体的では逆に困ってしまうのが指針というものではないかと思う。

活動の方向には、ある程度の抽象性が必要である。具体性ではなく。