観雀堂日録

炎天下 痩せた雀が 低く飛ぶ

ローグライクアクション「HADES」の感想

最初に感じたことは、「これを繰り返すのか」であった。

  • 敵を攻撃する
  • 敵の攻撃を避ける

この2つしかやることがなく、それがずっと続くように見えたので、ちょっとがっかりした。

それは大概のアクションゲームはそうだし、ゼルダの伝説だろうが、悪魔城ドラキュラだろうが、或いはシューティングゲームになったとしても、攻撃すると避ける以外、何もないと言えばない。アクションゲームは、確かにそんなものだ。

だが、俺はプレイを始めて割と早めに退屈を感じた。それでちょっと止めたくなったが、このゲームは世間では高評価なゲームだ。それで止めずに続けることにした。

2つの武器でクリアし、その辺で自分的には技能の向上が限界に達した。もう良いだろうと思って、自分に禁じていた攻略サイトを見て、RTAの動画も、感想ブログも読み、もっと良い戦い方を学んだ。その結果、10回クリアを重ねて、エンディングに辿り着いた。

そこまで達しての感想だが、まず、新しいゲームは確かに出てこない。自分が最初に感じた通りのゲームであって、その中のバリエーションだ。だから、これで退屈するなというのは無理だ。このゲームですぐに飽きてもしょうがないと思う。

ただ、どう考えても飽きるものを、ストーリーの興味で引っ張るというのは斬新である。こういうゲームは知らない。だが、俺はお金に困っていないなら、このゲームをそこまで繰り返して遊びたくない。ある程度楽しんだら、それでいいと思う。むしろ、新しいゲーム体験がないのに、ストーリーの続きを観るために周回させるのは、ある意味酷ではないだろうか。だって同じなんだよ?

それは多少上達するかもしれないし、同じゲームでずっと遊んだって良いんだけども。

なんか、そんな感じである。