野狐消暇録

所感を記す

インターネットなどの通信技術による広域コミュニケーションの意味

自分はこの事について、あまりはっきりしたことが分かっていなかったと思う。テレワークを経験して初めて、この事の大きな意味が分かった。ここに書くことは、知っている人は前から知っている事だろうが、僕には発見だった。

テレワーク

それは、テレワークになると、応募できる仕事に、「通勤できる範囲」というしばりが無くなるということである。自分がどこにいても、通信環境さえちゃんとしていれば、それで働けるのだ。もちろん、テーブルや椅子などの、勤務のための最低限の設備は要る。しかし、これも普通に賃貸住宅に設置できるものであり、それほど高価ともいえないと思う。ハードルになるというほどではない。そういうことよりも、通信環境の方が、ハードルになりやすいかもしれない。

そう考えると、フルリモート限定の仕事が仕事全体の5%だったとしても、「通勤できる範囲」という縛りが無くなって応募できる仕事の範囲が広がれば、応募できる仕事の量は、最終的にそれほど変わらないかもしれない。

外国の良質なコンテンツに届く

英語で作られたYouTubeの学習動画。オンライン学習コースなどがある。それらは通学学習の不完全な代替ではない。自分には、今までオンラインコースが何か予備的というか、弱いものという感覚があった。しかし、そうではないのだ。それは最初にそう感じるだけなのだ。そもそも、学習というのは、自分でやらねばならない事がほとんどだ。だとすると、学習に使っている意味のある時間はどのぐらいなのか。自分は通学に多くの時間を使ったと思う。また、講義は大学で確かに聞いたが、それはYouTube動画の視聴とどこが違うのだろうか。違わないのである。

同じなのだ。だったら、通学時間が節約できる動画は優れている。

動画はこちらの都合でいつでも再生できるし、巻き戻しもできる。非常に便利である。

海外の大学に行くのは大変だが、onlineコースなら届く。こういうメリットをしっかり認識して生かしていけば、非常に大きな強みになると思う。

自分で前に進む事ができる。

何かを学ぼうと思うときの障害は、かなり取り除かれていると思う。そういう事をしっかり生かしていく事が大切だ。また、仕事についても、ちゃんと自分で選びたい。単に収入だけ見るのではなく、総合的なメリットデメリットを見ることだ。フルリモートは福利厚生と同じで、月給2,3万円分の価値は優にある。だとするなら、給与が同じなら、フルリモートの方が良い事になる。そういう事を考えて進めること。