観雀堂日録

炎天下 痩せた雀が 低く飛ぶ

夜の久地円筒分水

出かけたのは午後五時を回っていた。日は既に暮れかかっていた。家を出ようかという頃、夕焼けが恐ろしいほどであった。
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妻と二人であった。電車に乗り、南武線久地(くじ)駅で降りた。

ふらふらと歩いていく。道は歩道が少ない。久地梅林公園に着いた。梅林というからには、梅の木があるはずだが、暗くて分からない。ベンチで休憩する。

もう一つの目的地、二ヶ領(にかりょう)用水の久地円筒分水に向かう。用水路の脇を歩く。街灯がないので足元に気をつける。

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円筒分水に着いたがやっぱり暗くて見えない。水は中央に溜まっているだけのように見えたが、スマホのライトで照らしたり、分水に近づいてよく見ると、さらさらと水が周囲に落ちている。看板によれば、水量の多寡に関わらず、常に同じ比率で水を分ける事が出来るという。

スマホのカメラで撮ってみる。「夜景モード」を選んで撮ると、人の目よりよほど良く見える。f:id:nogitsune413:20240923035022j:image

分水に別れを告げて、散策を続ける。もう一つ行こうと思っていたところに行くのは止めて、帰ることにする。

Googleマップで調べると、武蔵溝ノ口(むさしみぞのくち)駅が近い。駅の近くに来たら、飲み屋が増えだした。賑わっている。

そろそろ閉店なのだろう、親父がスーパーのシャッターを下ろしている。

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武蔵溝の口駅も馴染みがないので、駅の周りを歩いて様子を見てみる。思ったより賑わっている。意外と大きな駅前だ。飲み屋は夜だからか、多いと感じた。

無理に買わなくても良いのだが、せっかくなのでお土産を買いたい。駅の改札の外の店で、ラーメンセットを買って帰る。

家に着いたら、早速作った。上に乗せた野菜は近所のサミットで購入したものである。f:id:nogitsune413:20240923041204j:image

(つゆ)と麺が旨い。お土産用だけのことはある。