野狐消暇録

所感を記す

社内SEになった

去年12月に会社を変わって、商社の社内SEになった。

社内SEとは?

自社内で使っている情報システムの保守、開発をする仕事である。

自分の仕事

社内システムの保守、開発である。

前職ではプログラマとして働いていたが、プログラマとして開発に関わるのと比べると、以下の違いがある。

  • 担当範囲が広く、プログラミングは担当業務の一部に過ぎない
  • ソースコードだけでなく、インフラを含めたシステム全体を担当する。
  • システムユーザが社内におり、問題を解決するシステムを考えるところから仕事が始まる。

必要なスキル

アプリケーション開発スキル

弊社はベンダーに開発を外注しておらず、自社で開発を行っている。

社内SEが実装、テストを含めた開発作業を行うため、開発のスキルが必要だが、プログラマとして働いていたので、これは既に持っている。

システムの運用、保守

インフラチームは存在するが、サーバの運用、保守及びネットワークの保守を社内SEが担当している。この辺りは専門的な技術知識がない。不足しているスキルである。今は、IPAの試験「応用情報技術者」レベルの常識的な範囲の知識でお茶を濁している。

プロジェクト・マネジメント

社内開発のプロジェクト・マネジメントも社内SEが担当する。外部のベンダーに開発を外出ししているわけではなく、プロジェクト規模も大きくて1人月程度なので、それほどカッチリしたマネジメントが要る訳ではない。しかし、プロジェクト・マネジメントによって工数を抑える事ができれば、望ましいには違いないので、ある程度はマネジメントが必要である。自分は所謂上流工程の仕事をした経験がないので、不足しているスキルである。見様見真似でやってみている段階である。

業務分析

自分に一番欠けているのが、業務分析のスキルではないかと思っている。業務知識と呼ばれたりもするが、そもそも、業務上の問題をどうIT技術で解決するのか理解し、システムに落とし込んでいく部分である。

ここはシステム屋からみると、一番重要である。何も解決しないシステムを納品したり、使われない機能をリリースしたりすると、無駄になってしまう。

これからやること

不足しているスキルを身に着けるために、勉強していきたいと思っている。

業務分析とプロジェクトマネジメントが中心になると思っている。

それにしても、現状動いているシステムは、もっと綺麗にコードを書けるはずだ。

プログラマ出身なので、今はそんなところばかりが気になってしまう。