野狐消暇録

所感を記す

Nintendo Switch「Moonlighter」の感想

すぐに飽きるとの評価もあるようだが、僕はすぐには飽きなかった。4つ目のダンジョンあたりでやっと飽きた。それでしばらくほうっていて、最近プレイして最後までやった。そしたら、ダンジョンは4つ目が最後で、後は最終ボスとのバトルだった。

そう考えると、作り手の設計とプレイヤーである僕の感想は割といい感じにシンクロしていると思う。作り手もおそらく、このぐらいのボリュームで、繰り返しにならないプレイというのを考えたとき、ダンジョン4つぐらいという結論になったのだろう。ちょうどその4つで僕はプレイに飽きたのだから、作り手の想定通りの感想という事になる。

ゲームの内容は、紹介記事がWeb上にいくつも出ているので省略する。やってみて思ったのは、どこかで見たアイディアが上手に詰まっている、という感じだ。

敵の攻撃を避けるアクションと、敵を攻撃するアクションがあり、どちらも使いこなさないといけないようになっている。攻撃のモーションは一度始めるとキャンセルできなくて、一定の隙が生まれるようになっている。敵の種類も色々あり、サイズの大小、動きの違いなどで、闘い方に変化が生まれる。

ボス戦は、色々な攻撃パターンをボスがやってきて、面白かった。一度ボスを倒すと再戦できないのは残念だ。もう一度ダンジョンに入れば再戦できるようにしてほしかった。

このソフトは最後まで遊べたという点で、得をしたソフトに入る。途中でやめてしまったソフトが半数ぐらいあるから、僕には合っていたのだと思う。

『漢文入門』(魚返善雄著)を読んだ。

漢文には関心があり、漢文の読み方も、高校生のとき、少し習った。しかし、この本を読み、知らなったことをいくつも新たに知った。

■ 漢文は暗号

漢文は、中国人の自然な会話を書き取ったものではない。漢文は文章語である。昔は字を彫っていたので、語を節約するように努めている。そのため、中国人であっても、簡単に読めるわけではない。

■ 主題語と説明語

漢文の先頭に来る語は主題であることが多い。その主題を続く語で説明する。主語、術語、目的語という英語の文法を漢文に当てはめて理解しようとしてもうまくいかない。

■ 漢文は孤立語

漢文には「てにをは」がない。また、英語にみられるような語尾変化もない。石ころがゴロゴロ並んでいるような具合である。そのため、文章の意味がひとつに定まらないことがある。

著者の理解で関心したのは、「中国人の考え方にとって自然なことは何か」ということを含めて漢文を解釈しようとしていることである。漢文では、主要なことをまず挙げ、続いてその主題を後段で説明するようになっているらしい。著者はそういう、文章を書く者の発想、思想を捉えて文章を読もうとしている。これは本当に理解するという営みであろう。

著者の本を他にも読んでみたいが、電子化されているものは少なそうなので、図書館で借りて読もうかと思う。

2019/05/27

  • マイペースということは、周りの影響を受けずに自分のペースで歩むことを指すが、否定的に言われることもある。しかし、自分のペースで歩むことは望ましいことだ。
  • 形に囚われず、なすべきことをなすべきだ。学校に行っていないから、あるポジションに自分がいないから、そういうことは皆くだらない囚われなのだ。なすべきことをなすことが大切だ。今できることは常にあるのに、それがみえなくなってしまうようではダメだ。
  • 「持ち物」を気にしすぎてはダメだ。持ち物はお金のときもあるし、健康のときもある。家族かもしれない。持ち物ばかり気にしていては何もできない。気にしないことだ。

観覧車

観覧車に乗ったら、ロマンチックな気持ちになるのではないか、と妻は考えていたそうである。実のところ、自分もロマンチックとまではいかないでも、観覧車は楽しい乗り物だと思っていた。

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横浜コスモワールドの大観覧車「コスモクロック21

それがどうだろうか、乗ってみてすぐに怖くなった。何しろ、観覧車の人が乗る部分は、上から吊られているのである。これが怖い。足の下には何の支えもないのだ。妻も怖くなったようで、設置されていたタブレット端末を触って、「これを見ていれば怖くないはず。これを見よう」と、早くも怖さを紛らわせる方法を探してきた。

それでちょっとタブレットを触ったのだが、せっかく乗ったのに勿体ないという気がして、景色を眺めてみた。実際、観覧車というのは、中で何もすることがなくて、外の景色でも見るしかないのだ。しかし、ずっと怖い。

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眼下の景色を眺める。

やっと下に降りてくると、心からほっとした。こんなに観覧車が怖いとは思わなかった。妻は「二度と乗らない」と云った。僕も賛成だ。もう乗らなくていいだろう。

こんな怖い乗り物にわざわざお金を払って乗るなんて、どうにも意味が分からないことである。

細かくて予想できないタスクを管理する - 社内SEのタスクマネジメント -

これはドラフトである。まだまとまっていないが、書きながら整理していきたい。

状況

  • 0.5人日~3人日程度の規模の小さなタスクが多い。
  • 定例作業があり、0.5H~4H程度かかる。
  • 納品日や作業期日は厳しくなく、ずらす事ができる。ただし、時々、外部システム連携などで期日がずらせないタスクがある。
  • 開発人員は2人~3人と少数体制。

管理の目標

  • 期日のあるタスクの場合、期日にタスクが終わっていること。
  • 生産性を上げること。

管理方法

タスク一覧表で管理する。

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タスク一覧

■ 説明

まず、割り込み案件が多いため、スケジュールを引いてもあまり意味がない。しかし、期日があるタスクはあるし、タスクに前後関係があるケースもある。そのため、クリティカルパスを見る必要はある。また、人の数よりタスクの数の方が多いが、タスクを処理しきれるだけの人員リソースが割り当てられる事はない。人の手が空くと人件費が無駄になるためである。そのため、タスクが待ち行列のように作業員の前に溜まっていくことになる。

人を増やす事はできないので、コントロールできるのは以下である。

  • タスクの着手順
  • リリース分割などの作業分割

作業が期日に間に合うかを判定するには、作業の工数を見積もる必要があるので、各タスクの最小工数と最大工数を計上する。工数が見えないタスクは要注意タスクなので、早めに着手し、見通しが立つところまで作業を進める。これはそもそも要件が出たばかりで、必要な工数の見積もりが出せない案件も同様である。案件が浮かんできた状態で放っておいてはいけない。

見積もりを出すと目標としているリリース日に間に合うかどうか大体見通しが立つが、どこまで他の案件をシャットアウトして良いかが次の問題として出てくる。割り込み案件を無視してはいけないが、既に上がっている案件が期日に間に合わなくてもいけない。基本的には期日のあるタスクを優先しながら、割り込み案件にも適宜応えていく事になる。当然の事ではあるが、全てそのタスクに時間を割けるつもりでスケジュールを組んではいけない。日の半分の時間は、定例作業や問い合わせ対応に当てられる事を見込む必要がある。具体的には、7.5Hのタスクがあったら、スケジュール時間で2~4日程度で完了するということである。2日は特別に作業がなかった場合で、4日は障害対応などが発生して普段より割り込み案件が多く、ほとんど作業に手が出せなかったケースである。もちろん、これより遅れる事も考えられる。7.5Hのタスクが1日で終わる事はない。

リカバリ

タスクが処理しきれず、期日を超過しそうになったらどうするか? これといったアイデアが今のところない。今のところ、残業したり、休日に出勤したりしている。障害対応で追われるとこれになる。

ボトルネック

自分がある程度進めて、新しく入った開発者Aに仕事を渡すようにしていたら、自分がボトルネックになっていたことがあった。それで、要求のヒアリング、調査、障害対応など、非定型案件を自分が中心に処理し、定型的な案件をAに渡す事にした。

定型的な案件が本当に定型的であれば、システム化できるはずなので、効果の大きいところを見極めて、順次システム化したい。これも効率化になる。古典的な機械化による効率化であるといって良いだろう。

お茶請けの工夫

中国の山東省に崂山(ろうざん)という山があるそうで、その崂山で採れるお茶を崂山茶と云い、青島市の名産になっている。妻の故郷である青島市に訪ねていった帰り、崂山茶をお土産に貰い、日本の神奈川で飲むようになった。崂山茶は釜炒り茶と云い、通常のお茶が加熱のために蒸すのと異なり、釜で炒って加熱するとのことである。それで葉っぱを見ると、丸く捩れていて、普段見る緑茶の葉っぱと違う。緑茶と紅茶をそれぞれお土産で貰ったのだが、緑茶の方は飲み切ってしまい、余った紅茶を大切に飲んでいる。なぜ紅茶が余ったかと言えば、話は青島の義弟の処に宿泊していた頃に遡る。

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大切に飲んでいる崂山紅茶。水筒に入れて妻が職場に持っていくので、最近減りが早い。右はお茶を淹れた後の茶葉。葉っぱが捻じれているのが釜炒り茶の特徴。

リビングで家族一緒にテレビを見ているとき、たまたま淹れてくれた紅茶がとても美味しく、これは美味しいねと妻に言っていたら、お土産にくれる事になったのである。僕が最初に美味しいと云ったのが、紅茶だったから、紅茶を多めにお土産に持たせてくれたのだ。

さて、紅茶を飲むのはいいのだが、中国のお茶というのは、比較的味がしっかりしているようで、烏龍茶なども味があって香りがしっかりしていると思うが、崂山紅茶もまたそうである。日本人である僕には、それがちょっと濃過ぎるように思うので、かなり薄めに紅茶を淹れる。なんだったら、五番煎じぐらいまで紅茶を飲めるのも、薄い紅茶が好きだからであり、また最初に淹れる崂山紅茶がそれだけ濃いからでもある。

そうやって紅茶を飲んでいると、何かつまみが欲しくなる。所謂、お茶請けである。

このお茶請けについてだが、最初は甘いものを食べていた。場合によっては、木の実入りの月餅であり、シュークリームであった。お抹茶のときの和菓子の感覚で、紅茶のお菓子を合わせていたのである。

しかし、飲んでいてどうも違うな、と思った。それは、お菓子が強い、つまり、お菓子が主役になって、お茶がお菓子の引き立て役になってしまっていると思ったのである。極端な例を挙げると、ショートケーキと紅茶が出てきたら、ショートケーキが中心になってしまうのは明らかである。お菓子が食べたいならそれで良い訳なのだが、自分はどちらかというと、お茶をメインに味わいたいのである。さて、どうしたら良いか。自分はこの問題に解決策を見出そうと試み、自分なりの回答を得た。

それは、お菓子の分量を減らすということである。お抹茶に当てる主菓子で云うと、あれを菓子切りで半分に切ったぐらいの大きさでちょうどいいのではないか? チョコレートなら、二かけらぐらいで良さそうだ。

とりあえず、すぐに手に入るチョコレートで試してみた。

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チョコレート2かけらとたっぷりの紅茶

 見た目はちょっと寂しいものの、薄いお茶との組み合わせとしては、ちょうど良い塩梅である。自分はこの発見を世界に発信せねばと思い、このブログを書いた。お試し頂ければ幸いである。