野狐消暇録

所感を記す

社長と酒を飲む。

[心に残った事]
・もっと新しい技術をやろう。
・会社で勉強会をやるのがいいのではないか?
・全ての人が賛成してくれる事はない。でも、やると決めた事はやっていい。

最後が一番心に響いた。
前のふたつは現実的な話だが、後の話は、もっと何にでも当てはまる、より抽象性の高い話であり、それだけ僕にとって大切な話となった。

褒められる

褒められると、照れたり、謙遜したりする。そして嬉しく思う。自分は今までそうであったが、もうひとつ意味があると思った。それは自分の長所を見つけてくれたという事である。

僕は人に褒められて嬉しく思っても、それでなるほどと考えて、「自分のそういう方面を生かしてみよう」と考えた事が少ない。これが損であった。もっと人の話を聞いて、いい意味で調子に乗る事が肝要であると思う。

自分一人で歩むのではなく、人と共に歩むというのは、そういう所にもあるのではないか?

人が改まってアドバイスをくれる、そういう事もあると思うが、ちょっと褒められたというのも、大きなヒントかもしれない。

それで大きく人生が変わる事はなくても、ひとつの富を見つける事はできそうに思う。

今朝の夢 - 犯罪者になる -

自分は夢の中で、ある山の頂上付近にいた。

山の上に寺があり、境内に10人程度の人が集まっていた。

お坊さんの指導か何かで、坐禅が行われていた。

自分も坐禅をしていたが、そのうち、山を下る事にした。

山の斜面は穏やかで、かなり混雑した住宅地になっていた。

住宅地を抜けて、平地に達した。平地を行く時、何をしたかは忘れてしまったが、うっかり罪を犯し、逃げる事になった。小さな車に乗って逃げた。その車は、人が一人歩ける程度の小道も、進む事ができた。ピザ屋で使っている一人乗りのバイクを、ちょっと大きくした程度の大きさしかなかった。乗っているのは三人程度の仲間だった。逃げている時、山の斜面にある、家がごちゃごちゃ建った地域に来た。

その中の裏路地を車が進んでいった時、ようやく「もう追手は自分達を見つけられないだろう」と安心した。

TOPPERS

オープンソース・カンファレンスの2日目に行ってきた。

色々見ようと思っていたが、会場の熱気に押され?、一個だけ見た。

セミナーで、TOPPERSという組み込み用のリアルタイムOSを作っているプロジェクトの話を聞いた。

 

[概要]

TOPPERSオープンソースの組み込み向けOSを作るプロジェクト。TOPPERSのOSはJAXAのロケットや自動車でも使われている。こういう機器は間違いが許されないので、それだけTOPPERSの信頼性が高い事になる。TOPPERSのOSはITRONを元にしている。

 

[興味深かった所]

Androidも組み込みのうち

Androidに入っているLinuxベースのOSも組み込みのOSに入るようだ。今丁度Androidアプリを作っているが、アプリ内でViewオブジェクトをたくさん作った所、IDEに「リソース不足になる可能性有り」と警告が出た。今までWebアプリケーションやデスクトップアプリを作っていて、そのような警告メッセージを見た事はない。その事を思うと、Androidアプリもリソース制限がそれなりにある訳で、組み込み機器に含まれるのだろう。ただし、もっと小さいメモリで動いている組み込みソフトも多いようである。

◆シェア

TOPPERSのシェアは8%だそうで、「えっそんなにあるの?」と思った。JAXAのロケットとか、リコーのプリンタとかに使われているそうだから、もうそれなりに普及しているのだろう。

◆ライセンス

TOPPERSのライセンスは、商用を強く意識し、企業が使用しやすい仕様になっている。具体的には、TOPPERSを使用した事を報告する義務しかなく、派生版を作成した際にも、ソースコードを公開する義務がないのである。このため、企業はTOPPERSのOSに修正を加えて派生版を作った時にも、修正箇所のノウハウを外部に公開する恐れがない。この事により、競争相手への技術流出を懸念する事なく、企業はTOPPERSのOSを使用できる。また、企業が使いやすい事で、TOPPERSの開発に対する企業の協力が得られやすくなり、開発の促進に繋がっている。

◆教育

組み込み技術者を育てるため、ロボコンに協賛している。あと、講演した大学の教員の方が、WindowsOS上で、組み込みのリアルタイムOSをエミュレートできるソフトを紹介してて、そちらも面白そうだった。

 

[感想]

組み込み技術に興味があったのだが、実際にやってみたいと思った。ハードウェア、組み込みの世界にも、OSSの技術が色々ある事が分かり、参考になった。今すぐ組み込み業界に転職するつもりはないが、個人の活動として、少しづつやれたらいいなと思っている。

会社を移る。

会社を移る時、ブログを書く。これがITエンジニアの恒例になっているので、僕も書こうと思う。

  • 移り元と移り先の社長が友達

諸々の事を上の方で決めて頂きました。

  • 移り先がやや暇

仕事Nothingで不安でした。今も不安ですが、給料が出ればO.K.

  • 仕事は充実してきた

移り先の職場で、派遣プログラマとして2年間働いてきました。それで感じたのですが、移り先でやっている仕事のスタイルが僕に合っています。プログラマとして使って貰えるのが良かった。社員として移る理由はそこです。

  • 技術の勉強

勉強になる職場です。

  • まとめ

新しく書く事がなかった...

向いている事は何か?

自分はソフトウェア・エンジニアをしている。僕は20代後半に、思い立ってこの仕事に就いた。最初は何も分からなかったので、ともかく勉強だったが、最近一通り言われた仕事ができるようになってきた。仕事に慣れてきたと思う。

さて、そうすると、落ち着いて仕事について考える余裕が出来た。周りを見る気持ちの余裕も生まれた。すると、先輩エンジニアには色々な人がいる。SIをやっている人もいる。大手ベンダーで、下請けの技術者を纏めている人。プログラミングに特化した人。インフラ系の仕事をしている人、ネットワーク技術者という人もいるようだ。

僕はプログラマと呼ばれる人に入る。プログラミングばかりしている。それは、何かひとつやろうと思った時、技術に突っ込んで行った方が、積み重ねがきくと思い、そうしたのである。それはそれで良かったと思う。

さて、実はプログラマでも、色々なタイプの人がいる。ある言語を特に好んでいる人もいるが、自分はそうではない。特にこのプログラミング言語をやろうという事がない。またプログラミングで使う計算手順、アルゴリズムに関心があるかというと、ない訳ではないが、特に強い関心はない。じゃあ何に関心があるんだと聞かれても、ちょっと答えられない。そう思うと、詰まらない。仕事で始めた事とはいえ、せっかくプログラマになったのだし、何か自分なりに目標や関心を持って取り組んでみたい。

それで改めて振り返ると、自分は確かに特定の技術を好むという事はないが、どうも、工作的な事はそれほど嫌いではないな、と気がついた。アプリケーションを作って、手直しして、設計を改善する事は好きだ。難しい技術を学んで使えるようになる事は大事だが、僕の向き不向きから考えると、自分に良く分かっている技術を使って、ちゃんと動くものを作る、という事には、面白さを感じられる。

そういう、物作り的な面白さを中心に取り組むというのも、ひとつの方向としてあるかと思う。これは趣味的な所もあるが、単に楽しみというのではなく、仕事にもつながると思う。

そんな訳で、アプリを作る事を熱心にやってみたい。勉強も大切だと思うので、それも続けようと思うが、自分の気持ちとしては、アプリ作りに打ち込んでいこうと思う。