野狐消暇録という題の読み方は、「やこしょうかろく」である。野狐というのは、学生の頃、自分が使っていた俳号である。消暇録というのは、中国の怪談「閲微草堂筆記」から来ている。もう名付けたのが古過ぎて、消暇録が本来消夏録だったことしか覚えていない。それで、今調べてみたら、閲微草堂筆記の元となった本のひとつに藻陽消夏録というものがあり、ここから取ったようである。つまり、僕の俳諧趣味と中国趣味の合作がこのブログのタイトルである。
このタイトルの意味は、野狐、つまり自分が、暇つぶしにした事、という程度の意味である。僕は東洋趣味というか、暇な時に読んだり、書いたりするような文学を好んでいたので、そのような意味のタイトルにしたのである。