野狐消暇録

所感を記す

飛躍

人は自分の足で立ち、自分の足で歩く。それはそうなのだが。

飛躍することがある。

それは誰かに愛されたときである。
自分とは違うアスペクト(断面)で世界を見て生きている人がいる。
その人が自分を愛する。
すると、自分に欠けていたものに気付かされる。
そういう形で、息を吹き返す。

それは新しい感情であり、新しい地平である。

眠っていた私が起きる。
知らなかった世界を知る。
新しい地平に立っていることを知る。

それが愛されることである。
新たな世界に目覚めることである。

そして人はもう一度生きる。

それが飛躍することである。