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野狐消暇録

所感を記す

リニューアルオープンした東京都庭園美術館を訪れる

これは行きたかったのですよ。東京都庭園美術館

 
東京都庭園美術館|TOKYO METROPOLITAN TEIEN ART MUSEUM

昨日リニューアル・オープンしまして、観に行ってきました。

僕が何に感動したかは、他でもない、建物の素晴らしさです。アール・デコというのでしょうか、曲線の優雅さがたまりません。あと、少しだけくすませたような、華麗な色彩。刺激を抑えつつ、華やぐような色合いがあります。優美という言葉がぴったりです。植物や動物をモチーフにした所も、アールデコの特徴かもしれない。

ちょっと図版を買わなかったんですよ。何をしているのだ俺は。いや、マンションの部屋に本が多くてですね、ちょっと部屋の住人(自分)に遠慮して買わなかったのです。

内藤礼「信の感情」も良かったですよ。表現が控え目なんですが、しっかり伝わってくる作家さんでした。そういう点でなるほど、というものがありました。伝えたいものはたった一つで、それがそこにあったと思います。

あと、この東京都庭園美術館の建物、旧朝香宮邸なのですが、外観はおとなしめです。シンプルで、「これがアール・デコなのか?」と思ったほどです。豪華なのは内装です。「ここで日常生活送れねぇよ!」というツッコミを思わず入れてしまうほどです。小さな子がいたらアウトです。走り回って何かを壊したら、きっとそれは芸術品です。ストーブ的なモノの囲いから、タイルから、下がっている電燈まで、全部職人の細工がすごいのですよ。鏡もめちゃくちゃでかいし。つまり家の中にある道具が全て工芸品です。

色々良い点があるんですが、あまり図版を買ったら載っている事をここに書いてもなぁ。僕が思った事をふたつだけ。

 

吉田茂が執務室に使ったという書斎。これぞ男の書斎と言った所。机は広いし、隣に書庫あるし。なんか凄かった。

・この建物に住んでいたの、皇族なんだよ。つまり貴族様?(正確には違うかも)だよ。この貴族の家族が住んでいたという事実とアール・デコの優美な芸術性が相まって、遠い過去を想う心境になりました。貴族とアールデコ、ぴったり過ぎる...

 

広すぎず、観るのにそれほど時間もかからないので、都内に出れる人はお勧めです。紅葉もちょっと綺麗だった。庭はまだ非公開だよ!気を付けてね!