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野狐消暇録

所感を記す

作品の自立性を考える ② - J.K.ローリングのエピソード

ハリーポッターシリーズを書いたJ.K.ローリングが、作中の人物がどうなるかについて、ファンからの要望に応えてしまった事を後悔している、と読んだ事がある。作品における必然性ではなく、単なるファンの要望で、登場人物の行動や運命を変えてしまった事を後悔しているそうだ。

これは自分が先の投稿で指摘した、作品の自立性を作者自ら壊してしまった例である。作品自身の要求に基づかないで、作品のある部分をを書いてしまったわけで、これはもちろん良くない。だから、J.K.ローリングは後悔している訳だ。

僕が、作品が作者からも自立しているとしているのは、もし、作者の自由であるとすれば、読者の要望に応じて作品を変えるのも、作者の自由であり、何の問題もない事になるが、実際はそうではないからである。

このJ.K.ローリングのエピソードは、作品の自立性を考える上での参考になると思うので、追記しておく。