派遣されてちょうど一年が経過したので、感想と今後の展望をまとめました。
[前回までのあらすじ]
中堅の情報技術者派遣会社で働く野狐は苛立っていた。大手のSIerでのテスト業務が多く、なかなか技術を伸ばす機会に恵まれなかったためだ。そんな折、ある案件が舞い込んで...
① 仕事を任せてくれる職場だった
その現場では、工程ごとに仕事が分かれていませんでした。ひとつの案件を任され、設計、実装、テストと全部ひとりで担当します。プログラマを志望していた自分にはぴったりの働き方でした。
② 仕事の量に波がある
人数が少ない現場です。自分を入れて、現場に入ったときに4人しかいませんでした。そのうち2人は週3回しか来ません。仕事を任せてもらえるというより、自分で全部できる仕事しか受けれないわけです。そうして受けた仕事が完成できない場合、他に頼れる人がいません。一人で全部やる必要はないのですが、会社としてもやりきれない場合が起こります。そうすると、夜残ってやり、休日も出てやる事になります。
③ 色々やらせてもらえた
小さな所だったので、何でもやる必要がありました。まとめると以下です。
1. 事務 / 宅配便の受け取りと発送、電話応対
良くあります。
2.日曜大工的な何か / 職場の模様替え、テーブルの組み立て
引越し屋さんみたいだった。
3. ネットワーク関係 / LANケーブルや電源コードの配線。
物理的な所。経験として〇
4. ネットワーク・プログラミング / Socket通信
pingで障害調査したり、socket通信のプログラムを書いたり。
5. Web・プログラミング / Webアプリの保守
これがメイン業務です。良く書いてる。
JavaScriptやHTMLを書く機会もあります。サーバサイドを書いている事が多いですが、HTMLも少し触ったので、それも経験になった。
6. お客さんとのやりとり
電話だったり、直接お会いしてやりとりがあります。
まぁ他にもありますが、こんな所です。スマートフォンの開発もやっているのですが、僕は噛んでいません。
④ Javaに慣れた
プログラマの仕事をしようと思った時、Javaをやったのですよ。ですが、Javaを書く機会がなかった。今の現場に入りたての頃は、VBAで帳票出力プログラムを書いていたのですが、最近はJavaを書く機会が増えました。apache + tomcatでサーバが動いているからです。
オブジェクト指向で書かれた、JavaらしいJavaは書いてなくて、関数プログラミングっぽいJavaなのですが、動いている言語はと聞かれたら、間違いなくJavaです。
⑤ プロっぽい人に会えた
自分が知っている技術者って、そこまで技術技術していなかったのです。
この現場はある程度一人で出来ないと仕事にならないので、所謂プログラマって感じの人に会えました。
自分もこの職場で1年間働いているうちに、いつの間にか、すごい人にカウントされるようになりました。多分、プログラムを書く機会が増えたので、簡単なプログラムなら、それほど迷わずに組めるようになったからだと思います。
ただ僕が書けるのは、IOを繋ぐストリームみたいなプログラムであって、オブジェクト指向のプログラムは正直書けないのです。責任をクラスに乗っけるみたいなのが良く分かっていない。今後の課題です。
⑥ 変に褒められる
「いい人」の称号を得ました。
[次回予告]
① スマートフォンのプログラムを組みたいのです。なぜならその仕事を今の現場でやっているからです。職場で使っている技術はなるべくできるようになりたいし、スマートフォンアプリの開発案件は、他の現場でもあるでしょうから、ぜひやりたい。
② ネットワークの勉強をしたい。ネットワークに触れる機会が多いので、もうちょっと勉強したいと思っています。WiFiとかも、この現場で初めて触れた技術です。