野狐消暇録

所感を記す

インド料理店

カーディガンを着た男が、新聞に目を落としている。眼鏡を掛けている。珈琲のように黒い肌に丸い目。紅の布を羽織った奥さんが向かいの席にゆったりと腰掛け目を伏せている。白いイヤホンが奥さんの耳まで伸びている。奥まった端にある小さなテーブルに二人…

恋の詩

君が漏らした一言に僕の心は晴れ渡る 君が漏らした溜め息が僕の心を掻き乱す 冬に木の葉が落ちて落ち葉に紛れて見えなくなり冷たい風に当たっても 僕の心は温かい いつも心に君がいるから

詩の会「ポエトリーカフェ」を訪れる

遅く目が覚めた。今日は久しぶりに詩を読む会に行く。昼頃家を出て、王子に向かう。会場は古書カフェ「くしゃまんべ」である。JR王子駅で下車し、会場に向かう途中、道に迷った。スマホのGPS機能がうまく動作してくれないので、地図上での現在位置が分からな…