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野狐消暇録

所感を記す

妻と出会った頃

出会った時には、まだ妻ではなかった。 しかし、自分達はお見合いで出会ったのだから、もしかしたら、お互いが夫婦になるかもしれない、とは思っていた。 上野で会う事が多かった。アメ横を彼女が案内してくれた。アメ横には、美味しい涼皮(リャンピー)の…

株式会社フレクトのLT大会に行ってきました。

ある方の紹介で、株式会社フレクトのLT大会に行く機会がありましたので、参加記を書いてみます。 株式会社フレクトとは? www.flect.co.jp Iotに積極的に取り組み、Iotを実際にビジネスとして成功させている、という事のようです。 3/15(水)の夕方、会場で…

小峰隆夫教授の最終講義に行ってきた

以前、Webで小峰隆夫氏が日本経済について書かれた文章を読み、とても面白く感じた。それで自分は、小峰隆夫氏のTwitterをフォローした。すると、今度法政大学で最終講義を行い、一般の人も参加できると投稿があったので、行ってみる事にした。 会場には、卒…

土地が大事か? それとも、人が大事か?

アメリカのトランプ大統領は、メキシコとアメリカの間に壁を築くそうである。元々、アメリカとメキシコの間には、国境線が走っているが、トランプ大統領の行為は、国境線を際立たせる事になる。国境線は言うまでもなく、国と国を分けるものであり、具体的に…

2017年の抱負

2016年は、本当に色々な事があった。 年頭に結婚した。 夏は仕事が忙しかった。ここで始めてリモート勤務を経験した。 秋は引っ越しをした。ワンルームの部屋から、二間の和室に引っ越した。 いつの間にか、年末になった。 来年やりたい事は、仕事に打ち込む…

日本大学文理学部茶道研究会創立六十周年記念立食会

日本大学文理学部国文学科を卒業したのは、もう八、九年前の事になる。在学中は好きな本を読んだり、茶道研究会でお点前の稽古をして過ごした。大学卒業後、仕事に追われて、茶道からは離れてしまったが、年に一度、茶道研究会が主催するお茶会には、時々顔…

インド料理店

カーディガンを着た男が、新聞に目を落としている。眼鏡を掛けている。珈琲のように黒い肌に丸い目。紅の布を羽織った奥さんが向かいの席にゆったりと腰掛け目を伏せている。白いイヤホンが奥さんの耳まで伸びている。奥まった端にある小さなテーブルに二人…

風呂のない部屋

夫婦二人で、小さな部屋に住んでいる。自分が一人で住んでいた部屋である。そこに妻が来た。 箪笥があるが、一人分の服しか入らない。溢れた服は、部屋の隅に積み上がっている。 洗濯機の上に、つっかえ棒を渡して、部屋の中に作った物干しがある。自分一人…

『指導者とは』(リチャード・ニクソン著)を読んだ。

この本は、アメリカの元大統領ニクソン氏が、自ら知る世界中の指導者について記した本である。原題は、『Leaders』というらしい。 ニクソンは共和党だったから、所謂保守派に属する。取り上げた指導者も然りで、保守派が多いように見受けられる。我が日本か…

嵐の前の日の床屋

会社勤めをしている。だから、普段の生活は、規則正しい。仕事は朝の九時十五分に始まり、午後の六時十五分に終わる。仕事の内容は、SEとか、プログラマと呼ばれる仕事で、ソフトウェアを開発している。そんな規則正しい生活をしていたある日の事、社長から…

鶏の足を食う

ある日の夜、フェンが僕にこう聞いた。 「鳥の足あるよ。ゆうゆ鳥の足食べるか」 ゆうゆというのは、フェンが僕を呼ぶ時の呼び名である。 「いいよ」 僕は断った。 鳥の足というのは、中国で食べる物で、鶏の後足を甘辛い味付けで煮て、足指のひとつひとつの…

『アデナウアー - 現代ドイツを創った政治家』 (中公新書) を読んだ。

筆者も書いているように、吉田茂を想起させる政治家だ。 外交家で、ヨーロッパを志向した。戦後の礎を築いた政治家。 そうしたアデナウアーの特徴は、僕の中にある吉田茂の戦後政治のイメージと重なり合う。 ドイツでは有名な政治家だそうだが、自分は不勉強…

フェンの主張

「私達は一緒にいられない」 と言う。 「あと何十年かしたら、死んでしまうから」 と。 永遠に一緒でない限り、それは短い時間に過ぎない。 フェンの主張は、自分を驚かせた。 結婚したばかりで、これからずっと一緒だと思っていた自分を。

映画「クマのパディントン」を観た。

自分としては、『スヌーピー THE MOVIE』が観たかったのだが、フェンが観たいと言うので、一緒に観た。これはイギリス映画らしいのだが、英文学者の吉田健一が言う所の「巨人の饗宴に列席させられている気分」がちょっとあって、「イギリスっていいよなぁ」…

新年会

2015年が終わろうとする、暮れの12月31日、神奈川県鶴見区の自分のマンションから、妻のフェンを連れて、神奈川県厚木市の実家へ帰省した。鶴見の部屋から出発するのに少し手間がかかる。これは独身の時と少し違った点である。 寒い。 京浜東北線の鶴見駅で…

青島旅行

青島は、中国語でチンタオと言う。島という名は付いているが、実際は島ではなく、港である。青島市は、山東省にある。北京からは、飛行機で、一時間ちょっとの距離にある。 結婚する相手の出身地が青島なので、親族に挨拶するために、青島市に行った。自分は…

2016年の抱負

去年2015年の新年の抱負を読み返してみると、Android開発、ネットワーク関係の勉強が目標だったようだ。Android開発は、たぶんオセロを作った辺りでおしまいで、やったはやったけど、微妙だった。年の後半は全然やってないんじゃないかと思う。ネットワーク…

出光美術館「日本の美・発見X 躍動と回帰 ―桃山の美術」展を観に行った。

好い天気で、有楽町駅周辺は人出があった。シルバーウィークの最初の日だ。 帝国劇場の前に来ると、アイドルの劇の大きな張り紙があった。ジャニーズが出ているようだ。幾人かの若い女性のグループが劇場前にいて、写真を撮ったりしていた。自分は写真を撮る…

言葉から先に知る事

経験を言葉にするのは楽しい事だ。自分が味わった事が、言葉の世界になって立ち現われてくる。文章を読む時はこれの逆が起きて、言葉を先に知り、その向こうに誰かの経験がある。 自分は最近、女を猫に例える事が適切であると知った。文章の世界、またイラス…

「土星の苦悩」(西脇順三郎)を読む。

まず、西脇順三郎を説明すると、この人は詩人である。 僕はかつて、この詩人の詩を読んで、驚いた。 それは、僕がまだ社会人に成る前、日本大学の国文科に在籍していた頃の事である。僕は近世のゼミに所属し、俳諧を専攻した。 俳諧というのは、ご存じの方も…

平行処理の勉強を始めた。

最近時間が出来たので、平行処理の勉強を始めた。 まずは、結城浩氏の『増補改訂版 Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』を読んでる。 Amazon.co.jp: 増補改訂版 Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編: 結城 浩: 本www.a…

『新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士』に挫折しました。

3DSで発売された、ダンジョンRPG『新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士』を70時間ぐらいプレイしたのですが、途中で投げてしまいました。 理由はボスが強過ぎるためです。 空の城にいるボス敵「オーバーロード」の第二形態を倒すのが面倒になりました。 挫…

外部プログラムの呼び出しの話

Javaから外部プログラムを呼び出すための手順をまとめた記事をQiitaに書いて残す事にした。 Javaから外部プログラム「7-zip」を呼び出す。 - Qiitaqiita.com この記事を書いたのには理由がある。 あるプログラムから、別の言語や環境のプログラムを呼び出す…

『Effective Java』がめっちゃ勉強になる。

概要 『Effective Java』を久しぶりに開いてみたら、心に響いた。 詳細 『Effective Java』を購入したのは、何年も前の事で、その時の事はもう覚えていない。確か評判がいいと聞き、試しに買ってみたのだと思う。しかし、内容をあまり覚えていないから、おそ…

JavaFXを使ってみたのだった。

会社で、技術勉強会を催す事になった。何と責任者は僕である。...やりましょう。 最初、AOJとか、そういうプログラミング・コンテストを通した勉強をイメージしていたのだが、参加者の提案で、月ごとの持ち回りの、発表形式になった。1月に一度、誰かが勉強…

会社で作ったJavaツール

発端 「スクリプトを書いてくれ」 最初はそう言われたのだった。 しかし、話を聞くうちに分かってきた。 これはスクリプトでは済まない。 そこで、使用する言語をPowerShellから急遽Javaに変更した。近頃、Javaで書くシステムはWebシステムが多かったが、仕…

女性とご縁がない。

どうも結婚できそうにないので、困った。 しかし、今日思ったのは、こういう事だ。 人を愛するという事を、もっと広く考えたい。 例えば、この間、人口問題を調べたら、途上国で人口が増えているという。女性一人当たり、平均で5人子供をもうけるとその記事…

PowerShell 便利。

WindowsOSに標準装備されているスクリプトといえば、VBScriptだった。あとは、コマンドを並べる事しかできないcmd.exe。それがどうよ! PowerShell !!! ついに来ました、便利スクリプト。何しろ、Microsoftはこの言語をこれから押していくそうです。どう押す…

褒められる

褒められると、照れたり、謙遜したりする。そして嬉しく思う。自分は今までそうであったが、もうひとつ意味があると思った。それは自分の長所を見つけてくれたという事である。 僕は人に褒められて嬉しく思っても、それでなるほどと考えて、「自分のそういう…

今朝の夢 - 犯罪者になる -

自分は夢の中で、ある山の頂上付近にいた。 山の上に寺があり、境内に10人程度の人が集まっていた。 お坊さんの指導か何かで、坐禅が行われていた。 自分も坐禅をしていたが、そのうち、山を下る事にした。 山の斜面は穏やかで、かなり混雑した住宅地になっ…

TOPPERS

オープンソース・カンファレンスの2日目に行ってきた。 色々見ようと思っていたが、会場の熱気に押され?、一個だけ見た。 セミナーで、TOPPERSという組み込み用のリアルタイムOSを作っているプロジェクトの話を聞いた。 [概要] TOPPERSはオープンソースの組…

会社を移る。

会社を移る時、ブログを書く。これがITエンジニアの恒例になっているので、僕も書こうと思う。 移り元と移り先の社長が友達 諸々の事を上の方で決めて頂きました。 移り先がやや暇 仕事Nothingで不安でした。今も不安ですが、給料が出ればO.K. 仕事は充実し…

向いている事は何か?

自分はソフトウェア・エンジニアをしている。僕は20代後半に、思い立ってこの仕事に就いた。最初は何も分からなかったので、ともかく勉強だったが、最近一通り言われた仕事ができるようになってきた。仕事に慣れてきたと思う。 さて、そうすると、落ち着いて…

2015年の抱負

これを2015年の年末に読み返す時、僕の心境は如何なものか。今推測するに「一年経ったけど、やりたい事がそれほど変わっていない」と思うのではないか。いずれにしろ、進捗が大いにある事を願う。 Android開発 Androidがこの先どのぐらいあるかは分からない…

仕事の愉しみ

自分は、音楽を聴いたり、人と話したりという事が楽しい。しかし、自分にはそういう享受的な楽しみとは別の楽しみがある。それは仕事である。僕はプログラマとして働いている。プログラミングは子供の頃からやっていた訳ではなく、仕事として始めたのである…

『Javaによる関数プログラミング』を読みました。

Java8になり、ラムダ式がサポートされました。 Stream APIという、関数プログラミングのためのAPIも提供されるようです。 『Javaによる関数プログラミング』はそんなリニューアルしたJavaの使い方を解説した本です。 本には、どこでどう関数プログラミングし…

ヴィクトリアの未着工建築 [小説]

先日、神保町の古書街をふらふらと歩いている時、工学の古本屋を見つけて中に入った。壁に本が並ぶ階段を降りて、書棚と書棚の狭い間を進むと、奥に曲がり角があった。奥に進むと希少本がガラスケースに入っていくつか展示してあった。その中にその本はあっ…

リニューアルオープンした東京都庭園美術館を訪れる

これは行きたかったのですよ。東京都庭園美術館。 東京都庭園美術館 REOPEN 2014.11.22 東京都庭園美術館|TOKYO METROPOLITAN TEIEN ART MUSEUM 昨日リニューアル・オープンしまして、観に行ってきました。 僕が何に感動したかは、他でもない、建物の素晴ら…

冷たいようだが

一見冷たいようだが、人の生活に不可欠なものがある。 それは何かというと、例えばお金だ。お金は、誰でも使う事ができ、額面通りの価値しかない。話し掛けても答えてはくれないので、通り一遍で考えると、つまらないものとも考えられる。実際、お金に拘ると…

日本の安全保障を考える。

結論を先に述べる。 自分としては、以下が良いと思う。 ・中国、韓国との関係を改善する。 ・アメリカには協力するが、基地提供については、付近の住民への影響を考慮する。最悪の場合、基地が空爆され、付近の住民に被害が及ぶ恐れがある。 ・ロシアは、ウ…

一歩踏み込んで、右翼政治を考える

全体主義的な政治と言ってもいいのだが、そういう政治がなぜ失敗するのか、考えたい。僕は、民主主義を絶対視するものではないが、歴史的に見て、独裁体制、独裁政治というのは、その体制そのものが成り立たないものであるかのように、失敗していくと思う。…

『新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女』をプレイしました

-- あまり書いてないつもりですが、エンディングに触れているので、ネタバレがあります。 -- 面白かったので、感想を記します。 ダンジョンの地図を描くと聞いて、どんな事をするのかな、と思っていたんですが、本当に地図を描きます。探索していく感じです…

日本を勝手に心配する

自分の住んでいる国なので、日本が心配である。 日本は今、周辺に友好関係を築けていない。北朝鮮とは、友好関係を築くべく努力しているようだが、他の国、特に韓国と中国との関係が良くない。良くないというより、緊張が高まっている。今後どうなるのか? …

はぐれてしまった話 [小説]

「確かこの辺だった」 僕は機械を操縦して、宇宙ステーションの外側から、機体がひとつだけ通れる程度の穴を覗いた。その窪みに入ってみると、確かにここにいたと思う。 「どこに行ったのだろう」 一緒に戦ううち、戦友とはぐれてしまった。爆風に飛ばされ、…

作品の自立性を考える ② - J.K.ローリングのエピソード

ハリーポッターシリーズを書いたJ.K.ローリングが、作中の人物がどうなるかについて、ファンからの要望に応えてしまった事を後悔している、と読んだ事がある。作品における必然性ではなく、単なるファンの要望で、登場人物の行動や運命を変えてしまった事を…

作品の自立性を考える

文学作品や映像作品、絵画などの芸術作品は、作家からも読者からも自立して、その作品自身として成り立っているのではないかと思う。そう考えるに至った理由を以下に述べる。 そもそもの発端は、作品を作家が作っているにも関わらず、その作品について自分に…

尾崎放哉 - アルコール中毒の怖さ -

尾崎放哉は学生の頃から知っている俳人だった。そういうと、知り合いのように聞こえるが、無論違う。尾崎放哉は大分前に小豆島の小さな庵で亡くなっていて、面識はない。知っているというのは、放哉が詠んだ俳句を読んだ事があるという意味だ。 咳をしても一…

弁証法的人間

大袈裟な題になったが、そういう事を考えた。「弁証法的人間」というのは、昔本で見た語である。 人が何か目的を持って取り組み、目的を達すると、目的と自分との間にある対立が取り払われて、一体となる。これを止揚というそうであるが、そうなると、さらに…

大宮

友達がどこに住んでいるのか、一度聞いたはずなのに、僕は忘れてしまう。彼は浦和に住んでいるらしいが、それを知る機会が幾度もあったにも関わらず、自分はすっかり忘れていた。ただ、大宮の方に住んでいたことは覚えていたので、久しぶりに会うに当たって…

兄の事 [小説]

兄は頭が良かった。学歴的な意味でだが。それ以上の事は、こっちの頭が悪過ぎるのと、兄が早く亡くなってしまったのとで、分からないのである。兄と自分の歳は離れている。どのぐらい離れているのかというと、僕が工業高校2年の時、兄は東京工業大学の4年…