野狐消暇録

所感を記す

転生

猫に変身すれば無暗に愛されゴキブリに変身すれば無暗に殺されおじさんになれば無暗に嫌われる しかし、結婚しているおじさんこそ真の幸せ者である おじさんを愛する人がそばにいるのだから

インターネットの森

インターネットは森のようなところで、欲しい情報に辿り着くまでそれなりに歩かねばならない。木の枝や草叢を押し分けていくように、眼の前に出てくる広告に耐え、広告を押し退けながら情報を追う。 最近の日差しの強さは木の生育を促したかもしれない。繁茂…

正しい道

人が怒りを煽るとき私は落ち着くように言い人が嘘で騙すとき事実を確認するように促し人が支配を目指すとき他者への奉仕を説き人が収奪を試みるとき 与えることの尊さを伝え人が残酷さを誇るとき同情する心を呼び起こし人が反対者を黙らせようとするとき批判…

「APE OUT」をプレイ

最初は割と難しい。すぐに死んでしまって、なかなかクリアできない。コツをつかむと、全8ステージの一ディスクを10分前後でクリアできるようになる。しかし、そこに至るまではそれなりに時間がかかるので、最初は同じステージを何度もやり直すことになる。 …

政府の情報統制があるところには、批判に堪え得ない政策がある

中国やロシアを筆頭に、情報統制が色々な国で行われている。 中国は中国共産党への批判が禁じられているらしい。ロシアでは、戦争を批判すると目を付けられるという。政府批判も捕まったり、殺されたりするらしい。 最近ではドイツでイスラエル批判が禁じら…

2024年の目標

研究、開発、発見、創作、工夫といった、開拓的領域に力を入れていきたいというのが、大筋の方向である。 今まで自分が何かしら仕事について努力するとき、「自分自身にとって、何がステップアップになるのか」を基準に努力する内容を考えてきた。 そうした…

墓参り

日が暮れる頃、妻を誘って近所の金剛寺にお墓参りに行く。 地図で見ると25分程度で着くはずだが、途中でコンビニに入ったり、ベンチで休んだりして、寺に着いた頃には夕闇だった辺りがすっかり暗くなっていた。 門が5時で閉まってしまったので、門の外から境…

2023年を正直に振り返る。

どうも、停滞してた気がするんだよな。去年の10月に初めてフリーランスのソフトウェア開発者になって、実質今年が1年目、だったんだけど。 フリーランスって、文字通り、自営業になっただけで、仕事の内容は以前からと同じで、なんだかなぁ、と。 自分から何…

お勧めインディーゲーム

自分が最近プレイしたゲームの中で、特にお勧めなゲームを紹介したい。 第一位 Patrick's Parabox 革新的というか、ユニークなゲームだと思う。 これはまず、パズルゲームである。良く似ているゲームとしては、倉庫番が挙げられる。このゲームを倉庫番に例え…

パズルゲーム「Patrick's Parabox」の感想

「BABA IS YOU」は中盤あたりでもう難しかったのである。で、自分は投げてしまったのである。 が、、、、「Patrick's Parabox」は、なんと難易度が上がらない! 飽くまでも、新しい要素が追加されることで新しいパズルが生まれ、そのパズルが15個ぐらい出て…

「Sea of stars」の感想

■ 一番強い印象として ストーリーがいいよね。ゲーム自身もまぁまぁ面白い。全然遊べる。 だが、何よりこのゲームはストーリーがいい。 謎の書斎で椅子に座り、プレイヤーに背中を向けながら物語を語る場面の語り口もいいし、歴史家の少女がキャンプで語る物…

ある寒い日のこと、一人、河で釣りをする。

寒江独釣図が昔から好きでよく見ている。 先日、鉛筆で模写してみた。 模写してもなお、構図の妙は残って、余白が確かに川に見え、余情がある。

帝国主義思想を捨てる

外国から富を収奪し、その土地の住民を支配するのは、道義的に許されない。太平洋戦争の敗北は軍事的敗北であると同時に、帝国主義思想の敗北である。大日本帝国は、憲法を作り直さねばならなかった。即ち、国の根幹を立て直さねばならなかった。そして帝国…

夜なべする 二人を包む 虫の声

夜中に働いているとなぜかテンションが上がってくる。しかし疲れている。 鈴虫が鳴いている。秋が近づいているのだ。もうだいぶ暑さも下がった。本当に助かる。

塩もつ炒め

先程、俺は、発見したのだ。 セブンイレブンの、塩もつ炒めを。 電子レンジで調理する、 小ぶりの冷凍食品。 冷凍庫で静かに、出番を待つ彼を。 そろそろ、朝ごはんの、米が炊ける。 朝に食べようか、塩もつ炒めを。

皮膚の下に髪の毛が潜り込んだ

皮膚科で古い皮膚の下に入り込んだ髪の毛を取ってもらった。こんなことあるんだ。 髪の毛が足に付いているから取ろうと思ったら、皮膚の下に入ってて取れなくて驚いた。髪の毛は渦を巻くようにカーブしながら皮膚の下に潜り込んでいて、一方の端は皮膚から外…

自然光

妻の母が中国から来た。 日々、義母は料理を作ってくれる。 義母は、部屋の照明をつけっぱなしにするのが嫌である。なるべく節約したいから、日中は電気を付けない。 昼食などは、窓から差し込む光で食べる。柔らかい光。自然光の中にある料理は美しい。 仕…

商才

妻は今日行くはずだったところの約束を、急に前日、取りやめたのである。 その断りの電話を僕が妻に変わって入れたのである。 「ちょっと用ができてしまって行けなくなってしまったんです。延期できませんか」 相手もまぁあることなのだろうとは思う。日程を…

味噌ラーメンの詩

突然 食べたい 味噌ラーメン ワカメと コーンと バターの乗った 汁をすすれば 温まる 今すぐ 食べたい 味噌ラーメン 寒い夜には ぴったりの

茶道研究会の勧誘

あるとき、お世話になったH先生からお電話があった。 大学のサークル「茶道研究会」の勧誘を手伝ってほしいとのことであった。 自分が休みを取り、大学に向かった。 別日に勧誘を行ったH先生の話では、寒かったと聞いていたが、その日の朝家を出る感じでは大…

ウクライナの歴史を知って想ったこと

ロシアとウクライナが戦争を始めて、ウクライナという国をニュースで良く見るようになった。自分はウクライナという国の名前こそ知っていたものの、どんな国か全く知らなかったので、これを機会に、「ウクライナの歴史」という本を読んでみた。 物語 ウクラ…

高市早苗さんと崔杼の故事

公文書を捏造した、いやしていないという論争に触れて、春秋左氏伝にある崔杼弑君と呼ばれるエピソードを想った話

困ったとき

「困ったなぁ、スケジュールが間に合わない」「大丈夫、進捗を偽装すればいいんだ」「ダメだよ。そんなことしちゃ」「それができないなら、相手が誤魔化したことにすればいいよ」「だからダメだって。絶対トラブルになるよ。大体、君は誰だよ」「僕かい。僕…

早起きした日に

自分が早起きした日にたまたま西から日が昇ればきっと得した気分だろう

なぜフリーランスという立場を気に入ったのか

僕は、昨年の10月から、フリーランスのソフトウェア開発者として働いている。 そして、自分はこのフリーランスという働き方が思いのほか気に入ってしまった。 最初は、単に「やってみたい」という好奇心が中心だった。独立してみたい、もうソフトウェア開発…

著作権と荘子の渾沌

荘子の渾沌というのは、ちょっとインターネットで調べてもらえば出てくるが、ある日、渾沌という生き物にお世話になった人が、お礼に、目、鼻、口、耳を渾沌につけてあげたところ、渾沌が死んでしまったという、大まかにはそんな話である。 自分は、著作権を…

画布を前に

画布を前に 頭を抱え悩む君 その絵を捨てて もう一度描け

初めて今日を

重い荷物を下ろそう あの思い出もこの後悔も 全て捨てて 一人、歩き出すとき 初めて今日を生きる 昨日ではなく、今日を

おしゃれなTシャツ

おしゃれなTシャツを 着忘れてはいけない いつかそのTシャツは イマイチな気がしてくるだろう だから心にヒットした日が遠ざかる前に テンションが高い、今のうちに そのTシャツは着ておけ それが一番良いんだ

2023年の抱負

まず、去年を振り返る。 2022年 妻の看護 僕は妻の看護に明け暮れていた。既に退院してしばらく経っていたものの、服薬は毎日必ず一度あり、三種類の薬を飲んでいた。その薬は薬局でもらったあと、飲み忘れないように、一日分をまとめてひとつの袋に入れ、袋…