野狐消暇録

所感を記す

夜の茶

自分が住んでいるのは、アパートの二階なのであるが、ベランダから見下ろすと、小道の脇に木が生えている。この木が揺れると、外には風が吹いているな、と思うのであるが、今日見下ろすと、繁っている葉が幾枚か、黄色く色付いている。そういえば、網戸を通…

『ほんとうの憲法 戦後憲法学批判』(篠田英朗)を読んだ。

全部理解できた訳ではないが、積年の謎が解けた所がある。 この本で解けた疑問は以下の通り。 Q. 憲法論議の前提が不自然なのはなぜか? 憲法をめぐる議論が、なぜ どういう憲法が望ましいか という論点を離れて 憲法を守るべきである 憲法を守らないと戦争…

抹茶にはティラミスが合う

集中し切れないまま坐禅を終えた後、抹茶を点ててみた。 湯がぬる過ぎて、抹茶がなかなか溶けない。 湯加減については、温度計か何かで、温度を測ってもいいかもしれない。最適な温度を目指すには、勘に頼るべきでないと思う。 菓子は、セブンイレブンで売っ…

今日の茶 (2017-09-16)

また抹茶を点てた。 前回と同じ道具立てだから、会記は記さない。 今回はぬるめの湯で抹茶を点てた。 割と綺麗に点てれた。飲んでも美味しい。 でも、進歩がないな、といったところ。 考えてみると、茶道をしている時間が短過ぎると思う。 茶道をしている時…

今日の独服

冷蔵庫にお抹茶があるから、今日もお茶を点ててみた。 主茶碗 三島焼 菓子器 リラックマ ローソン 主菓子 どらソフト イタリア栗の和もんぶらん セブンイレブン 抹茶 さみどり 薬缶でお湯が沸いているから、念のため鍋つかみも用意して、火傷しないようにす…

Matzこと、まつもとゆきひろさんの講演を聞いた

株式会社ビジネスバンク主催のrubyイベントに参加した。 rubyの生みの親、まつもとゆきひろさんの講演が聞けたので、忘れないようにここにメモする。 技術の未来を考えるとき、2つの可能性がある。 1つは過去から現在へ続いてきた技術の流れがそのまま続いて…

家で茶を点てる

和室の部屋に住んでいる。 今まで、お茶を点てたことはなかった。 座禅をするようになって、お茶を点てたくなり、近所のお茶屋さんで、抹茶を買ってきた。 リラックマの碗を用意して、これを主茶碗とする。妻がローソンのキャンペーンで貰ってきたものだ。 …

座禅 2017/08/20

座ると静かな気持ちになった。 色々と、良い考えも浮かんだ。これは静思といって、静かに考えるという事だと思う。 しかし、見性ではないから、禅から見ると、目的は達していない。

『隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働』を読みました。

この本の主張は3つある。そのうち2つは、サブタイトル「ベーシックインカムと一日三時間労働」にあるように、最低所得保障と余暇の大幅な拡充である。もうひとつは国境の開放により、人の移動の自由を実現する事である。 以下、簡単にまとめてみる。 ① ユニ…

パソコンとルータを売る。

パソコンはディスクエラーを起こしており、正常に起動しない。もう復旧する事は諦めた。新しいDELLのパソコンを通販で購入し、Wi-Fi用の無線LANルータもインターネット回線を速くしたのに合わせて、新しく買った。パソコンと周辺機器が一通り新しくなり、古…

妻と出会った頃

出会った時には、まだ妻ではなかった。 しかし、自分達はお見合いで出会ったのだから、もしかしたら、お互いが夫婦になるかもしれない、とは思っていた。 上野で会う事が多かった。アメ横を彼女が案内してくれた。アメ横には、美味しい涼皮(リャンピー)の…

株式会社フレクトのLT大会に行ってきました。

ある方の紹介で、株式会社フレクトのLT大会に行く機会がありましたので、参加記を書いてみます。 株式会社フレクトとは? www.flect.co.jp Iotに積極的に取り組み、Iotを実際にビジネスとして成功させている、という事のようです。 3/15(水)の夕方、会場で…

小峰隆夫教授の最終講義に行ってきた

以前、Webで小峰隆夫氏が日本経済について書かれた文章を読み、とても面白く感じた。それで自分は、小峰隆夫氏のTwitterをフォローした。すると、今度法政大学で最終講義を行い、一般の人も参加できると投稿があったので、行ってみる事にした。 会場には、卒…

土地が大事か? それとも、人が大事か?

アメリカのトランプ大統領は、メキシコとアメリカの間に壁を築くそうである。元々、アメリカとメキシコの間には、国境線が走っているが、トランプ大統領の行為は、国境線を際立たせる事になる。国境線は言うまでもなく、国と国を分けるものであり、具体的に…

2017年の抱負

2016年は、本当に色々な事があった。 年頭に結婚した。 夏は仕事が忙しかった。ここで始めてリモート勤務を経験した。 秋は引っ越しをした。ワンルームの部屋から、二間の和室に引っ越した。 いつの間にか、年末になった。 来年やりたい事は、仕事に打ち込む…

日本大学文理学部茶道研究会創立六十周年記念立食会

日本大学文理学部国文学科を卒業したのは、もう八、九年前の事になる。在学中は好きな本を読んだり、茶道研究会でお点前の稽古をして過ごした。大学卒業後、仕事に追われて、茶道からは離れてしまったが、年に一度、茶道研究会が主催するお茶会には、時々顔…

インド料理店

カーディガンを着た男が、新聞に目を落としている。眼鏡を掛けている。珈琲のように黒い肌に丸い目。紅の布を羽織った奥さんが向かいの席にゆったりと腰掛け目を伏せている。白いイヤホンが奥さんの耳まで伸びている。奥まった端にある小さなテーブルに二人…

風呂のない部屋

夫婦二人で、小さな部屋に住んでいる。自分が一人で住んでいた部屋である。そこに妻が来た。 箪笥があるが、一人分の服しか入らない。溢れた服は、部屋の隅に積み上がっている。 洗濯機の上に、つっかえ棒を渡して、部屋の中に作った物干しがある。自分一人…

『指導者とは』(リチャード・ニクソン著)を読んだ。

この本は、アメリカの元大統領ニクソン氏が、自ら知る世界中の指導者について記した本である。原題は、『Leaders』というらしい。 ニクソンは共和党だったから、所謂保守派に属する。取り上げた指導者も然りで、保守派が多いように見受けられる。我が日本か…

嵐の前の日の床屋

会社勤めをしている。だから、普段の生活は、規則正しい。仕事は朝の九時十五分に始まり、午後の六時十五分に終わる。仕事の内容は、SEとか、プログラマと呼ばれる仕事で、ソフトウェアを開発している。そんな規則正しい生活をしていたある日の事、社長から…

鶏の足を食う

ある日の夜、フェンが僕にこう聞いた。 「鳥の足あるよ。ゆうゆ鳥の足食べるか」 ゆうゆというのは、フェンが僕を呼ぶ時の呼び名である。 「いいよ」 僕は断った。 鳥の足というのは、中国で食べる物で、鶏の後足を甘辛い味付けで煮て、足指のひとつひとつの…

『アデナウアー - 現代ドイツを創った政治家』 (中公新書) を読んだ。

筆者も書いているように、吉田茂を想起させる政治家だ。 外交家で、ヨーロッパを志向した。戦後の礎を築いた政治家。 そうしたアデナウアーの特徴は、僕の中にある吉田茂の戦後政治のイメージと重なり合う。 ドイツでは有名な政治家だそうだが、自分は不勉強…

フェンの主張

「私達は一緒にいられない」 と言う。 「あと何十年かしたら、死んでしまうから」 と。 永遠に一緒でない限り、それは短い時間に過ぎない。 フェンの主張は、自分を驚かせた。 結婚したばかりで、これからずっと一緒だと思っていた自分を。

映画「クマのパディントン」を観た。

自分としては、『スヌーピー THE MOVIE』が観たかったのだが、フェンが観たいと言うので、一緒に観た。これはイギリス映画らしいのだが、英文学者の吉田健一が言う所の「巨人の饗宴に列席させられている気分」がちょっとあって、「イギリスっていいよなぁ」…

新年会

2015年が終わろうとする、暮れの12月31日、神奈川県鶴見区の自分のマンションから、妻のフェンを連れて、神奈川県厚木市の実家へ帰省した。鶴見の部屋から出発するのに少し手間がかかる。これは独身の時と少し違った点である。 寒い。 京浜東北線の鶴見駅で…

青島旅行

青島は、中国語でチンタオと言う。島という名は付いているが、実際は島ではなく、港である。青島市は、山東省にある。北京からは、飛行機で、一時間ちょっとの距離にある。 結婚する相手の出身地が青島なので、親族に挨拶するために、青島市に行った。自分は…

2016年の抱負

去年2015年の新年の抱負を読み返してみると、Android開発、ネットワーク関係の勉強が目標だったようだ。Android開発は、たぶんオセロを作った辺りでおしまいで、やったはやったけど、微妙だった。年の後半は全然やってないんじゃないかと思う。ネットワーク…

出光美術館「日本の美・発見X 躍動と回帰 ―桃山の美術」展を観に行った。

好い天気で、有楽町駅周辺は人出があった。シルバーウィークの最初の日だ。 帝国劇場の前に来ると、アイドルの劇の大きな張り紙があった。ジャニーズが出ているようだ。幾人かの若い女性のグループが劇場前にいて、写真を撮ったりしていた。自分は写真を撮る…

言葉から先に知る事

経験を言葉にするのは楽しい事だ。自分が味わった事が、言葉の世界になって立ち現われてくる。文章を読む時はこれの逆が起きて、言葉を先に知り、その向こうに誰かの経験がある。 自分は最近、女を猫に例える事が適切であると知った。文章の世界、またイラス…

「土星の苦悩」(西脇順三郎)を読む。

まず、西脇順三郎を説明すると、この人は詩人である。 僕はかつて、この詩人の詩を読んで、驚いた。 それは、僕がまだ社会人に成る前、日本大学の国文科に在籍していた頃の事である。僕は近世のゼミに所属し、俳諧を専攻した。 俳諧というのは、ご存じの方も…