野狐消暇録

所感を記す

寒い日

寒い日に樹が揺れる 人はせわしなく歩く 母は年老いた自分の母を 遠く栃木の地で世話している 僕は毎日あくせくとしながら 妻との生活の費用を工面する 家族が離れて暮らしていても 心が通じるというのは本当だろうか しばらくぶりに会うのはいつも葬式で 歳…

雪の降る路

夜の雨が路を濡らした後 雪が降り始める 雪は路に触れると溶けてしまう 雪は降っても降っても 溶けてしまって積もらない 止む事もなく 積もる事もなく いつまでも 雪が降る

飲み会の幹事が楽しかった

飲み会の幹事には、色々な仕事がある。 開催日時を決める 店を決める コースを決める 会費を決める 必要なときは、送別の品を用意する 当日の進行。店までの案内や、挨拶のお願い、簡単な司会など ひとつひとつは雑用のような事だが、全部やってみると楽しい…

台風が来た

朝からずっと雨が降っている。台風が近付いているそうである。日曜日で、自分はずっと部屋に閉じ籠り、ほとんど外に出なかった。 起きたのは十時過ぎで、もう昼が近かった。ビニール傘を差して駅前のATMまで行き、いくらか金を下ろした。これに先日母に貰っ…

両親に抹茶を振る舞う

まだ秋のはずだけど、二三日、ダウンが必要な寒い日が続いた。前々から、実家に余っている毛布や掛け布団を送ってくれる事になっていたのだが、いよいよ寒くなってきたから、実家に電話してみた。すると、車で持ってきてくれると言う。有り難い。お礼を言っ…

半月茶会と、発見されたイニシエの道具

段々自分がやる事を奥さんが把握してきた。 それで、ある日帰ると、奥さんが抹茶を飲む準備を整えてくれた。 「お茶を飲みたいでしょう」 と彼女は言った。 特にそんな気はなかったが、言われたらやろうかという気になる。 早速並んだ茶の道具 二人で道具を…

中秋節

「中秋の名月」というやつを、僕はすっかり忘れていたが、奥さんは覚えていた。というより、中国人にはまだ現役の年中行事として、中秋節というものがあるようだ。 それでこんなお菓子を、奥さんは貰ってきた。バイト先の同僚の台湾土産だそうである。 こん…

今日のお茶 (2017-10-01)

会記 抹茶 さみどり 小山園 菓子 3種チーズの濃厚フロマージュ セブンイレブン 薄めに点てる 美味しい。 茶道の精神をもっと生活に取り入れたい。 貧乏でも楽しめるのが茶道のいい所だ。 自分にぴったりだと思う。 茶道で「侘び」と云う。 侘びの語源は「侘…

夜の茶

自分が住んでいるのは、アパートの二階なのであるが、ベランダから見下ろすと、小道の脇に木が生えている。この木が揺れると、外には風が吹いているな、と思うのであるが、今日見下ろすと、繁っている葉が幾枚か、黄色く色付いている。そういえば、網戸を通…

『ほんとうの憲法 戦後憲法学批判』(篠田英朗)を読んだ。

全部理解できた訳ではないが、積年の謎が解けた所がある。 この本で解けた疑問は以下の通り。 Q. 憲法論議の前提が不自然なのはなぜか? 憲法をめぐる議論が、なぜ どういう憲法が望ましいか という論点を離れて 憲法を守るべきである 憲法を守らないと戦争…

抹茶にはティラミスが合う

集中し切れないまま坐禅を終えた後、抹茶を点ててみた。 湯がぬる過ぎて、抹茶がなかなか溶けない。 湯加減については、温度計か何かで、温度を測ってもいいかもしれない。最適な温度を目指すには、勘に頼るべきでないと思う。 菓子は、セブンイレブンで売っ…

今日の茶 (2017-09-16)

また抹茶を点てた。 前回と同じ道具立てだから、会記は記さない。 今回はぬるめの湯で抹茶を点てた。 割と綺麗に点てれた。飲んでも美味しい。 でも、進歩がないな、といったところ。 考えてみると、茶道をしている時間が短過ぎると思う。 茶道をしている時…

今日の独服

冷蔵庫にお抹茶があるから、今日もお茶を点ててみた。 主茶碗 三島焼 菓子器 リラックマ ローソン 主菓子 どらソフト イタリア栗の和もんぶらん セブンイレブン 抹茶 さみどり 薬缶でお湯が沸いているから、念のため鍋つかみも用意して、火傷しないようにす…

Matzこと、まつもとゆきひろさんの講演を聞いた

株式会社ビジネスバンク主催のrubyイベントに参加した。 rubyの生みの親、まつもとゆきひろさんの講演が聞けたので、忘れないようにここにメモする。 技術の未来を考えるとき、2つの可能性がある。 1つは過去から現在へ続いてきた技術の流れがそのまま続いて…

家で茶を点てる

和室の部屋に住んでいる。 今まで、お茶を点てたことはなかった。 座禅をするようになって、お茶を点てたくなり、近所のお茶屋さんで、抹茶を買ってきた。 リラックマの碗を用意して、これを主茶碗とする。妻がローソンのキャンペーンで貰ってきたものだ。 …

座禅 2017/08/20

座ると静かな気持ちになった。 色々と、良い考えも浮かんだ。これは静思といって、静かに考えるという事だと思う。 しかし、見性ではないから、禅から見ると、目的は達していない。

『隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働』を読みました。

この本の主張は3つある。そのうち2つは、サブタイトル「ベーシックインカムと一日三時間労働」にあるように、最低所得保障と余暇の大幅な拡充である。もうひとつは国境の開放により、人の移動の自由を実現する事である。 以下、簡単にまとめてみる。 ① ユニ…

パソコンとルータを売る。

パソコンはディスクエラーを起こしており、正常に起動しない。もう復旧する事は諦めた。新しいDELLのパソコンを通販で購入し、Wi-Fi用の無線LANルータもインターネット回線を速くしたのに合わせて、新しく買った。パソコンと周辺機器が一通り新しくなり、古…

妻と出会った頃

出会った時には、まだ妻ではなかった。 しかし、自分達はお見合いで出会ったのだから、もしかしたら、お互いが夫婦になるかもしれない、とは思っていた。 上野で会う事が多かった。アメ横を彼女が案内してくれた。アメ横には、美味しい涼皮(リャンピー)の…

株式会社フレクトのLT大会に行ってきました。

ある方の紹介で、株式会社フレクトのLT大会に行く機会がありましたので、参加記を書いてみます。 株式会社フレクトとは? www.flect.co.jp Iotに積極的に取り組み、Iotを実際にビジネスとして成功させている、という事のようです。 3/15(水)の夕方、会場で…

小峰隆夫教授の最終講義に行ってきた

以前、Webで小峰隆夫氏が日本経済について書かれた文章を読み、とても面白く感じた。それで自分は、小峰隆夫氏のTwitterをフォローした。すると、今度法政大学で最終講義を行い、一般の人も参加できると投稿があったので、行ってみる事にした。 会場には、卒…

土地が大事か? それとも、人が大事か?

アメリカのトランプ大統領は、メキシコとアメリカの間に壁を築くそうである。元々、アメリカとメキシコの間には、国境線が走っているが、トランプ大統領の行為は、国境線を際立たせる事になる。国境線は言うまでもなく、国と国を分けるものであり、具体的に…

2017年の抱負

2016年は、本当に色々な事があった。 年頭に結婚した。 夏は仕事が忙しかった。ここで始めてリモート勤務を経験した。 秋は引っ越しをした。ワンルームの部屋から、二間の和室に引っ越した。 いつの間にか、年末になった。 来年やりたい事は、仕事に打ち込む…

日本大学文理学部茶道研究会創立六十周年記念立食会

日本大学文理学部国文学科を卒業したのは、もう八、九年前の事になる。在学中は好きな本を読んだり、茶道研究会でお点前の稽古をして過ごした。大学卒業後、仕事に追われて、茶道からは離れてしまったが、年に一度、茶道研究会が主催するお茶会には、時々顔…

インド料理店

カーディガンを着た男が、新聞に目を落としている。眼鏡を掛けている。珈琲のように黒い肌に丸い目。紅の布を羽織った奥さんが向かいの席にゆったりと腰掛け目を伏せている。白いイヤホンが奥さんの耳まで伸びている。奥まった端にある小さなテーブルに二人…

風呂のない部屋

夫婦二人で、小さな部屋に住んでいる。自分が一人で住んでいた部屋である。そこに妻が来た。 箪笥があるが、一人分の服しか入らない。溢れた服は、部屋の隅に積み上がっている。 洗濯機の上に、つっかえ棒を渡して、部屋の中に作った物干しがある。自分一人…

『指導者とは』(リチャード・ニクソン著)を読んだ。

この本は、アメリカの元大統領ニクソン氏が、自ら知る世界中の指導者について記した本である。原題は、『Leaders』というらしい。 ニクソンは共和党だったから、所謂保守派に属する。取り上げた指導者も然りで、保守派が多いように見受けられる。我が日本か…

嵐の前の日の床屋

会社勤めをしている。だから、普段の生活は、規則正しい。仕事は朝の九時十五分に始まり、午後の六時十五分に終わる。仕事の内容は、SEとか、プログラマと呼ばれる仕事で、ソフトウェアを開発している。そんな規則正しい生活をしていたある日の事、社長から…

鶏の足を食う

ある日の夜、フェンが僕にこう聞いた。 「鳥の足あるよ。ゆうゆ鳥の足食べるか」 ゆうゆというのは、フェンが僕を呼ぶ時の呼び名である。 「いいよ」 僕は断った。 鳥の足というのは、中国で食べる物で、鶏の後足を甘辛い味付けで煮て、足指のひとつひとつの…

『アデナウアー - 現代ドイツを創った政治家』 (中公新書) を読んだ。

筆者も書いているように、吉田茂を想起させる政治家だ。 外交家で、ヨーロッパを志向した。戦後の礎を築いた政治家。 そうしたアデナウアーの特徴は、僕の中にある吉田茂の戦後政治のイメージと重なり合う。 ドイツでは有名な政治家だそうだが、自分は不勉強…